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ざいる開発者

ざいるは大阪府北部に位置する医療法人ミナテラス かすがいクリニックhttps://www.kasugaiclinic.com/)で日々訪問診療に従事する現場の医師たちによって開発されたアプリです。

アプリ開発者 肥後 友彰

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医療法人ミナテラス ​医師

2004年 大阪大学医学部卒

2020年よりかすがいクリニックに勤務

アプリ開発者よりメッセージ

世界でも類を見ない超高齢化社会を迎えつつある日本では、複数の慢性疾患を有する”multimorbidity”と呼ばれる状態の患者数が増加の一途を辿っています。Multimorbidityをどのように治療すれば良いのかについては世界的に見ても未だ最適解が存在しておらず、この30年ほどで既に成熟の域に達しつつあるEBM (evidence-based medicine)実践によって「各々の病気へ最適な治療をするだけ」では不十分なのではないかと考えられています。

 

そこで近年注目されているのが、多職種医療介護連携です。患者さんのお宅を病床とし、医師・看護師・薬剤師・リハビリ療法士などが連携しながら”ONE TEAM”で医療・介護にあたるモデルですが、現状はDXの遅れもあってONE TEAMとはほど遠い状態にあり、それぞれの力を結集することが出来ていません。開発者自身、医師として日々訪問診療にあたる中で、この多職種医療介護連携の問題を文字通り肌感覚で感じて来ました。自身が感じたニーズと地域の皆さんへのヒアリングに基づいて「世の中にないものは自分たちで作ってしまおう」と一念発起し、開発したアプリ。それがざいるです。

 

ざいるアプリは、各クリニック・事業所のローカルシステムは維持しつつ「ローカルシステムを“ゆるく”つなげる」こと、また報告(reporting) だけではない「見える化(visualization)」を実現させること、この2点をベースのコンセプトとして開発されています。患者さん毎の「メモ機能」、「カレンダー機能」、「チャット機能」を三本柱とし、主に在宅医療において多職種が関与する医療介護連携の円滑化を目指します。

 

ざいるアプリによって新しい医療介護連携の形を創出するだけでなく、未だ誰も答えを持ち合わせていないmultimorbidityへの介入方法を見つける糸口にしたいと思っています。皆さんに広くご使用頂き、患者さんが複数の病気を持ちながらも安心して地域で過ごせる社会を共に実現していくことが出来れば幸いです。

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医療法人ミナテラス理事長 

大森 洋介

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2002年 大阪大学医学部卒

2018年 かすがいクリニックを開業

アプリ開発者よりメッセージ

2025年問題が迫り、在宅医療を含めた地域医療の需要・必要性が増しています。そこでは診療所単独ではなく、病院・ケアプランセンター・訪問看護ステーション・ヘルパーステーションなどの医療・介護の多事業所が“チーム”となって地域を支えることが必要となります。これは我々のビジョンである“点ではなく面で地域を100年支える”ことに繋がります。それには“情報共有”および“見える化”がキーとなります。

一方で、実際に地域医療に取り組む中で、現在も紙・FAX・電話ベースで情報共有が行われており、地域医療介護におけるDXは十分進んでいるとは言えず、解決すべき問題だと感じています。

 “ざいる”はそのような現場の課題を解決するために、“医師主導”で開発したアプリです。“ざいる”で医療介護情報をシェアすることにより、患者さんにとってより良い医療・介護を行い、次世代の“チーム医療・介護”を目指したいと考えています。

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